試験請負
小型スペースチャンバ
本スペースチャンバは、主に自社で設計・製作する小型人工衛星や衛星搭載コンポーネントの軌道上で受ける環境に対する熱的設計・耐環境性・性能等を確認する熱真空試験を目的としています。
供試体を収容する真空容器系、宇宙空間の真空を擬似的につくり出す真空排気系、宇宙空間の冷暗黒を擬似的につくり出す極低温系、人工衛星搭載コンポーネント等の搭載面を模擬するベースプレート系、熱真空試験時の供試体データの取得および設備の制御を行う計測・制御系から構成されます。
設備仕様
【寸法】
チャンバ容器 |
1mφ×1.05m
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チャンバ内寸法 |
チャンバ内寸法図を参照のこと
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搭載可能供試体寸法 |
570mm(W)×1000mm(L)×500mm(H)(銅カバー取り付け時)
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チャンバ内寸法図
【計測点数】
熱電対 |
36ch(12ch は設備用)
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信号用 |
36ch
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電源用 |
18ch(4ch は設備用)
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同軸BNC |
5ch
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同軸N 型 |
2ch
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真空圧力 |
1ch(広領域測定型)
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【極低温試験】
到達圧力 |
1.0×10-4Pa
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排気時間/大気圧戻し時間 |
約4 時間/約8 時間
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シュラウド温度 |
100K 以下
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ベースプレート温度 |
-50~+50℃(制御精度±2℃)
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【常温試験】
到達圧力 |
1.0×10-3Pa
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排気時間/大気圧戻し時間 |
約7 時間/約4 時間
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シュラウド温度 |
常温
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ベースプレート温度 |
-50~+50℃(制御精度±2℃)
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